カウンターパートのハッサン
御歳 約60歳
このたび定年退職しました
この人、本っ当になんでもテキトー(日本人の考えるテキトーとはレベルが違う)でこの1年間どれだけイライラさせられたことか
責任者としての責任感に欠けるところがあまりにたくさんあって、数え切れないほど意見をぶつけ合った(もとい口ゲンカ笑)した仲でもあります
でも話をすればするほどなぜか心から憎めなくなってくる不思議な存在で、一人また一人とスタッフが辞めていく寂しさを今回も感じました
振り返ると、助けてもらったこともたくさんあり、さりげなく気遣ってもらったこともあり。
テキトーさの中に時々チラリと覗く、ちょっとした優しさと朗らかさが魅力的な人でもありました
昼下がりの退職パーティー
お酒はもちろんなし、ソーダで乾杯
「長い間、お勤めご苦労さま」
「ははーっ」
プレゼントを開けるハッサン
カンガやキコイなどの伝統的な織物とコフィアと呼ばれる帽子
ハッサンが退職し、これでいよいよザンジバルは理学療法士不在となります
そんな状況を見かね、最近診療を手伝ってくれているスタッフ
理学療法士ではないけど、進んで手を貸してくれる心優しい2人です
リハ科の新責任者 アダム(右)
真面目で仕事熱心な義肢装具士
ボランティアのよき理解者、看護師シリム
休日にはよく家に誘ってくれる
こうして手の空いたスタッフが他のスタッフに手を貸すようになったのはいい傾向だと思います
患者を待たせて平気でのんびりチャイ(紅茶)をすするスタッフが多かった以前に比べれば、少しはまともなリハが提供できているはずー
スタッフの意識が変われば、もっと充実したサービスができる
ただしそれにはまだまだ時間がかかりそうです