2009年06月18日

mwisho wa masika

6月も終わりに近づき雨季も終わろうとしています

以前、大雨季はドバッと雨が降るというようなことを書きましたが、振り返ると雨季とは名ばかりで数える程度しか雨らしい雨は降りませんでした
もちろんおたまじゃくしも降ってきませんよ

異常気象の波は、ここアフリカにも確実に押し寄せているようです


ザンジバルはこれから一年のうちで一番涼しい時期に入ります
このごろは朝夕がだいぶ涼しくなってきて、冷たい水浴びがちょっとおっくう
日本でいうところの10月のようです


来週はダルでチャリティマラソンと隊員総会
そして、その足でモシに向かいキリマンジャロにアタック

そう
あのキリマンジャロです

来週の今頃はちょうど、5泊6日の登山に出発するころ
チャレンジスピリットとカメラを携え、いざ行ってきます


目指せウフルピーク!↓

s-IMG_5077.jpg


ラベル:異常気象
posted by たいよう      at 23:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

慣れ?麻痺??

慣れない(むしろ慣れたくない?)感覚がある一方、不思議と自然に慣れてしまう感覚もある


タンザニアのローカルレストランは猛烈に汚い
皿に載って出てくる料理はおいしそうに見えるが、そこに至るまでのプロセスはやはり猛烈に汚い
絶対に見てはならない裏の世界がある
料理の中に子ゴキブリやクモが入っていることも少なくない
こういう時は、さすがに一気にテンションも食欲も急降下・・
だが、不潔に対する抵抗感は前ほどはなくなってしまった

「超汚い」が「ちょっと汚いな」に
「汚い」は「まぁこんなもんか」
「普通」は「きれいだな」
「きれい」はもはや「別世界」

判断の座標軸が完全にずれてしまっている
学食のレバニラ炒めの中にゴキブリが入ってたときのショックは昨日のことのようにはっきり覚えてるのに・・





だいぶアフリカンになったじぶん
もう純粋なニホン人じゃないとつくづく感じる

なんせ、ちょっと歯車がズレとるんです
感覚という歯車が

うーん、これは日本に帰ってからがちょっと心配だ
みんなに引かれるんじゃないか・・・




昨日、たまたま人の足を踏んだ時にスマイルで思い切って「POLE〜」と言ってみた
相手はやはり特に気にしない様子だった

でも、やっぱりひとこと「Samahani.ゴメンね」と言ってスッキリしたい気持ちに駆られた

やっぱりじぶんはニホン人だ!
涼しい顔して「POLE〜」と言い放てる日は、たぶん、、いや、きっと来ない
ラベル:ずれ ニホン人
posted by たいよう      at 23:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

タンザニア的感覚に・・・

ところ変われば文化も様変わり
とうぜん、人々の常識や感覚もガラリと変わる

日本の感覚と違うことは山ほどある
その違いに日々驚き、悩み、ときに感動する(ことはまれだが・・・)

今日はそんな感覚の話。




タンザニア人はめったなことでは「ごめん」と言わない
足を踏んづけても涼しい顔で「POLE〜(あら、お気の毒に)」と言う
あまりに他人事のような態度に閉口
・・・いーから、まずその足ドケテくれるかい?
注文をとった料理をすっかり忘れてても謝ることなどない
そしてやっと運ばれてきたと思った料理はなぜか冷めきっている
それでもやっぱり「POLE〜」とくる
同様に、なかなか「ありがとう」とも言わない
宗教的なバックグラウンドや旧社会主義の影響も大いにあると思うが、とにかくもう少し言葉にして伝えればいいのに、とはよく思う
この感覚にはまだ慣れそうにない


市民の足としてなくてはならないダラダラ
ダラダラは決してダラダラ走らない
「POLEPOLE」というのんびり文化を自負しているが、タンザニア人はハンドルを握るとスピード狂になるようだ
車の運転に関しては、感覚の違いは無限にあるような気がしてくる
ドアミラー畳みっぱなし、巻き込み確認なし、サイドブレーキ使わない、路地で100km、見通し悪いカーブで追い越し、夜道も無灯火(目がいいから?)・・
車優先の道路事情だが、それを差し引いてもあまりにも運転が無謀(かつ平気)すぎる
危険予測という感覚はほとんどゼロに等しい
ダラダラに乗ることはもちろん、歩いてるだけでも危険がいっぱいなタンザニアンロード


「ケニア人とは呼ばれたくないね」と言いながら、アジア人には手当たり次第「ヘイ中国人!」と気安く声を掛けるタンザニア人の無神経な感覚もイライラの種である
小馬鹿にしたように呼ばれるとちょっとしたアジア人蔑視の雰囲気を感じもの悲しくなる



CIMG2988.jpg
なにかの爆発現場。
ではなく引越後の跡地
これでも彼らなりに作業は完了している
どうでもいいことはとことんどうでもいいB型の自分でも、これで達成感を得られる感覚は理解に苦しむ
平均的タンザニア人の仕事に対する感覚も、基本的にこんな感じだ


感覚といえば、ふくよかなタンザニアンママたちは車幅感覚というか身幅感覚がない
遠慮知らずも手伝い、0.5人分の座席スペースに2人前はあろうかというビッグママが乗り込んでくる
頼む、ここに座るのだけは ヤメてちょうだ…
切なる願いむなしく、ハイよっこらっしょ!ムギュ〜っと
いくら世界のトヨタでも、まんじゅうのようなタンザニアンママ基準には作ってない
押しくらまんじゅうで日中のダラダラの中はサウナと化す
運悪く両サイドをビッグママに挟まれると、体感温度が5℃はハネ上がり通い慣れた道のりが果てしなく長く感じる
そして、また横から一言
「POLE〜」


食に関することにも、文化のギャップは大きく現れる
タンザニア人はワリという料理を好んで食べる
ワリを頼むとたいてい白ご飯、煮込み豆、肉入りトマトスープ、ホウレン草炒めを一緒に出してくれる
CIMG3256.jpg
なかなかおいしくて屋台などでよく食べるが、せっかく別々に作った豆とスープとホウレン草を、全部白ご飯の上にぶっかけてぐちゃぐちゃにして食べる人が多い
食べ方は人それぞれだから慣れもくそもないとは思うが、せっかくのそれぞれおいしい料理が・・・と余計なおせっかいを焼いている


食べ物といえば、ザンジバルには妊婦がレンガを食べるという変わった風習がある
その他、石、砂、氷、麦など・・・歯ごたえのあるものなら何でもいいようだ
なぜ?と当たり前の疑問をぶつけるが、とにかく食べたくなるんだよね、と
その感覚も、生涯分かりそうにない
s-CIMG5849.jpg
市場で売ってある食用レンガ


その他、
時間や約束に対する感覚が日本と全く違うことは前にも書いた通りだ





うーん
分からん。。

感覚は頭で理解するものじゃないからなおさら。
ニホン人もタンザニアで生まれ育ったらこういう感覚が普通になるのだろうか

ラベル:感覚 POLE〜
posted by たいよう      at 23:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月09日

わが家周辺でございます


s-IMG_7429.jpg
玄関
ドアと窓は全て、防犯用のグリルで固めてある


s-IMG_7431.jpg
老朽化の激しい網戸
こんな穴が全部で12箇所
蚊はもちろん、ねずみもラクラク通行可
病院に対して何度となく修理を頼み(住居についてはそれぞれの配属先が提供するのが原則なので)修理工がその都度やって来てサイズを測っていくが、未だに修理される気配すらなくもう一年が過ぎようとしている
一事が万事そんな感じ
もう諦めている


s-IMG_7433.jpg
アラーム機器
子供のいたずらや誤作動ですでに何度も呼び出してしまっているが、呼び出しボタンを押すといつも3分以内に警備員が駆けつけてくれる
POLEPOLE文化の中で、この速さは本っっ当に驚異的
たぶん、SEC〇Mより早い?
事情を説明し謝るたび「気にするな、これが俺たちの仕事なんだよ」と胸を張る屈強な男たち
かっこよすぎ


s-CIMG5783.jpg
家のすぐ前の道路
ヒト、車、自転車、ウシ、ロバ、ニワトリ
交通量も多く、行き交うものも多様


s-CIMG5784.jpg
セブンイレブン
こういう商店に行けば日用品はだいたい手に入る
LUXのシャンプーも、プリングルズも、ORONAMIN Cも


CIMG3255.jpg
夜になると電球やロウソクを灯した惣菜売りが歩道にズラッと並び地元の人々で賑わう
売っているのは、串焼き(鳥、牛、シーフード)、ザンジバル風ピッツァ、揚げ魚、揚げバナナ、果物、焼き菓子、チャパティ、パンなど
基本的に全部オイリー


s-IMG_7443.jpg
近所に最近できたカフェ
リゾート風でのんびり過ごせるが値段はローカルと変わらない
観光客がほとんど通らない住宅地なので、ここだけ少し浮いた雰囲気を醸し出している





という感じで、実はアフリカと聞いて想像する土臭さとは無縁な生活を送っている

賑やかな街中からはほどよく離れていて、近所には遅くまで開いている商店がある
ザンジバルはもともと比較的モノが手に入りやすい街だが、その気になれば何でもモノが揃うダルだって日帰りできる距離だ


これで文句を言っていてはバチが当たる
隊員の中でも恵まれた生活環境にあると思う

日本と比べれば質素な生活にみえるが、必要十分。

これはこれでけっこう快適なもので、テレビが無くても、洗濯機が無くても、別にどうということもない
posted by たいよう      at 22:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

スワヒリ語講座A〜動詞編〜

名詞編(いつだったかな?)に引き続き、今日はスワヒリ語動詞編


名詞のクラス分けがスワヒリ語の特徴なのは前述の通り
今回の動詞にも大きな特徴がある
動詞がひとつの「節」となって、「誰が、いつ、誰に、何をするか」を全て表すところである


「誰が・何が」を表す主辞
「いつ」の時制
「誰に・誰を」の目的格
「何をするか」の動詞
この順番につなげるだけでOK

主辞は主語が誰かによって変化する
主語が人の場合の節の組み合わせは


  主辞   + 時制 + (目的) + 動詞   
 ni(私が)     na(現在)   ni(私に)     
u(あなたが) li(過去) ku(あなたに)
a(彼・彼女が) ta(未来) m(彼に)
tu(私たちが) me(完了) tu(私たちに)
m(あなたたちが) sha(完了) ku(あなたたちに)
wa(彼らが)
 wa(彼らに) 

 ※主語が人でない場合は、名詞のクラス分けに従ってさらに主辞や目的格を変化させる

たとえば
・私は(ni)、いま(na)、寝る(-lala) = Ninalala.
・あなたは(u)、むかし(li)、本を読んだ(-soma) = Ulisoma.
・彼らは(wa)、これから(ta)、食べる(kula) = Watakula.
・ペンが(i)、たった今(me)、落ちた(-anguka)= Pen imeanguka.
・彼は(a)、むかし(li)、私に(ni)、くれた(-pa) = Alinipa.


発音も至ってシンプル
最後から二番目の母音にアクセントを置きながらローマ字読みすれば完璧
(rとl、bとv、sとshなどの発音には一応違いがあるが気にしなくても十分伝わる)
Ninalala. Umesoma. Watakula. Alinipa.



熟語表現が少ない代わりに動詞の変化形を用いるのも特徴
動詞は基本的にaで終わるが、語尾の形を少し変えるだけで「〜する」から大きく意味が変わってくる


〜しなさい    動詞を単品で使う(Lala!,Soma!,Kula!・・・)
〜される     語尾の-aを-waに(-ibiwa,-chukuwa,-sumbuwa・・・)
〜してあげる   -aを-eaまたは-iaに(-pelekea,-endelea,-hamia・・・)
自然と〜になる  -aを-kaに(-anguka,-katika,-pasuka・・・)
〜させる     -aを-shaまたは-zaに(-fagisha,-safisha,-ingiza・・・)
お互いに〜する  -aを-anaに(-onana,-gombana,-pigana・・・)





以上。

これさえ覚えれば簡単な日常会話ができる
スワヒリ語の動詞はとってもカンタン




先週、8ヶ月切らないでいて伸び放題だった髪を編みに行ってきた
おでこからえり足にかけて一筋一筋編み込んでいくムニョーショと呼ばれる編み方だ

これがとにかく痛い
グイグイ引っぱる

イタタタタッ
痛イ痛イ

痛みと2時間闘っている顔が、相当悲惨だったのかもしれない

通りがかりのおばちゃんに、Uso unabunjika! と笑われてしまった
直訳すると、アハハ、顔が壊れているわ


スワヒリ語は語彙自体そう多くない

チャリもbunjika
車もbunjika
顔もbunjika
要は、なんでもグシャっとなればbunjika

やっぱりスワヒリ語はカンタンだ



PICT0001.JPG
anti masha salonのみなさん
左から2番目の人が Alisuka.(髪を編んだ)
真ん中のおばちゃんがAlicheka.(笑った)



ラベル:カンタン
posted by たいよう      at 21:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月02日

わが家でございます

今日はわが家をご紹介。


モンバサ・クワ・ムチーナ「中国人のモンバサ」地区
築たぶん20〜30年
総コンクリート・土造り
完全西向き
日当たり良好(西日)
電気わりと安定
水一日1,2時間(不定期)
水洗トイレ(故障中)、温水シャワー(故障中)、電気クッカー(故障中)完備
微妙な隙間多め
蚊、あり、くも、ゴキブリ、さそり、ねずみ、とかげとルームシェア可
アルティメット社アラームシステム完備(誤作動多し)
ダラダラ乗り場まで徒歩30秒





CIMG2251.jpg
多少くたびれた感じの外観
家の前では毎日牛が草を食んでいる
1階手前がわが家


s-IMG_7427.jpg
ソファはもともと置いてあったもの
コンクリート打ちっぱなしの床にゴザと自作のテーブルを置いてくつろげる居間に


s-IMG_7419.jpg
扉の奥にキッチンルームがあるが、入居時のあまりの汚さから開かずの部屋状態に
ということでキッチンも自作


s-IMG_7437.jpg
ねずみにかじられた蚊帳にはたくさん蚊が侵入してくる
一度蚊が入ったら最後、蚊帳の中は逆に危険な密室




1階だと
・水圧の弱い日でも水が出やすい
・物音で下を気にせずにすむ
など便利な反面、
・蚊が多い
・風通しが悪い
・日当たりが悪い
・どこぞの子供達に覗かれる
・雨が降ると台所の排水溝から逆流
などなど問題も多い


とはいえ、これだけ広い上にしっかりした壁と屋根と電気と水があるだけ贅沢だと思う

電化製品と呼べるのは、冷蔵庫と電気ポットとホットサンドメーカーの3つ
posted by たいよう      at 01:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月01日

KARATEKA

チュゥダンソトウケー!

オスー!

ゲダンバラィ

ソイヤァ!

ジョゥダンヅキー

イッチ、ニィ、サン、スィ、、、


s-IMG_7387.jpg









カラテの演武会があるから明日来てみないか、と
ザンジバルのカラテを引っぱるスーパーマン カシム(前出)に誘われたので
会場に顔を出してみました


休日、高校のバスケコートに集まったドーギ姿の男たち

s-IMG_7373.jpgs-IMG_7376.jpg




   カラテ
   ↓
ジャッキーチェン

日本人

みんな強ぇ


カンフー映画によりこういう単純な誤解が全国民の中に植えつけられており、


みんな強ぇ

怖ぇ

でもカッコえぇ

習いてぇ


という思考を経て
「カラテ教えてくれ」
としょっちゅう声を掛けられます



中には本格的に習う人(と教える人)もいて、今回の集まりもそうした人たちのものでした

タンザニア人が道着を着て礼をする姿はなんとなく不思議
日本から遠く離れた地で、タンザニア人の、タンザニア人による、タンザニア人のためのカラテ大会が開かれていることも不思議といえば不思議


「ヒト、ヒト、ヒト、スベテハヒトノ、シツニヨル」
著名な空手家が残したと思しきこの一言で開会


日ごろの修行の成果を披露するカラテカ

s-IMG_7381.jpgs-IMG_7382.jpgs-IMG_7383.jpg




二人一組でカタも披露


s-IMG_7399.jpg
もがく相手に馬乗りになって、


s-IMG_7400.jpg
一丁あがり
さぁホラ、神妙にいたせぃ


s-IMG_7401.jpg
後ろ手で縛られてる・・・




さすがカラテだ〜パチパチパチ!!
観衆は盛り上がるけど
本当にこんな型あるんでしょうか

・・・ちょっと疑問が残ります。







PICT0001.JPG

前列右から4人目がカシム
これからもカラテの普及がんばってくださいね
ラベル:カラテ
posted by たいよう      at 21:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。