その後は、引越しの準備やら書類の整理やら、帰国に向けていろいろやることが山積みだ
当たり前のように暮らしてきたザンジバルから引き上げるまで、あと1週間を切った
頭では分かってても、まだ何も実感がない
2年間どっぷり浸ってきた現実がある日急に現実でなくなること
それは同時に、非日常が日常に様変わりするということ
どうにもピンとこない
19日後、東京に降り立った自分の姿…
…想像できない。
そこに一人もタンザニア人がいない…
…想像できない。
2年間
いろんなことを経験し、いろんなことを感じ考えた
日本を恋しく思うとなかなか時間が経たないように感じたこともあった
だが
今になって振り返ると、あっという間に走り抜けたようでもある
走るといえば、今年もキリマンジャロマラソン走ってきた
5:30
今年は練習を怠けてしまったが、意外や意外、去年より速く走れた
走ってみるまでコンディションは分からないとつくづく思った
筋肉痛は治ったが、膝がまだ痛む
関節も2年分歳をとった…
ともあれ、タンザニアで計100キロ走破!
さて、
停電の島とも、もうおさらば
明日復旧というウワサ(政府発表)もあるが、この手の話に何度裏切られたか分からないので、もう戻らないものだと思っている
タンザニア人のウワサほどアテにならないものはない
最後に明るい夜を我が家で過ごしたいという思いがないではないけど…
日本でできない経験と思えば、まぁそれはそれでアリ
明日は最後の仕事のあと、ともにザンジバルで暮らした隊員と送別会
こうやって一つ一つの小さな別れを繰り返し、少しずつ帰国の実感が湧いてくるのかな
脊損で下半身が全く動かなかったラマザン
現在、歩行器で歩く訓練中
すっかり骨折もよくなり、他の人にちょっかいを出す元気まで出たマリアム
荷重が怖かったのもなんのその
今では松葉杖なしでも歩けるようになったハミス
夫の小脳障害を二人三脚で乗り越えてきたジュマ夫妻
帰国まで
あと
18日。